「アニマル・プロレス」とは、“魅せる、楽しめる、ちょっぴりハピネス”をコンセプトに、デビルチキン岡を中心として2002年に名古屋で結成された格闘団体です。(現在の所属レスラーは12名)
旗揚げ当初は、ガチンコ勝負のストロングスタイルを標榜していたものの、ケガ人が増え過ぎて興行が出来なくなってきたため、2008年より、笑いをおり混ぜたエンタメ路線へとあっさり変更しました。
これによって入場者数は伸び悩んだものの、動物をモチーフとした「かぶりモノ」や「着ぐるみ」で戦う、といったキャッチーさが受け、子供たちや一部のお笑い関係者を中心とした熱狂的なファンの獲得に成功しました。
またそのレスラーの必殺技にも、被った動物にちなんだものが多く、デビルチキン岡島の「手羽先固め」や、ミラクルぴょん吉の「フライング・ぴょんぴょんアタック」など、一見冗談のように見えるこの決め技も来場者には大ウケで、年々観客動員数を大幅に伸ばしています。
しかし観客からは、「口ベタ過ぎてマイクパフォーマンスがつまらない」とか、「熱くなりやすい選手が多いため、シナリオ通り試合が進んでないようだ」といった冷ややかな意見も少なからずあり、これは今後の課題となりそうです。(しかしコアなファンに言わせると、そこがたまらないのだそうです)
現在、世界で主流となっている「グローバルに、ワールドワイドに」の真逆を行く、『ローカルに、マニアックに、よりミニマムに』を目指すこの団体に、果たして未来はあるのでしょうか? |